タヒチアンダンスとは、ポリネシア地方のタヒチ島で生まれたダンスです。
タヒチ島を含むソシエテ諸島はフランス領でポリネシアでは、人々の感情、情熱そういったものをダンスで表現するのです。
タヒチアンダンスと呼ばれていますが、本場タヒチでは「オリタヒチ」と呼ばれています。
このオリタヒチには2種類のダンスがあります。
ひとつは、オテアと呼ばれる伝統的なダンスで、1分間に腰を200回以上も振るような激しい動きのダンスです。
もうひとつは、アパリマと呼ばれるダンスで、タヒチアンダンスのステップに手の動きを加えた物でとても女性的なダンスです。
オテアは、伝統的なタヒチアンダンスでトエレと呼ばれる木でできた打楽器に合わせて躍ります。タヒチアンダンスのオテアには、歌はつきません。
このオテアはその昔男達の戦いの踊りとして、活気だたせる為の踊りでした。
ただ荒々しいだけではありません、このタヒチアンダンスのオテアは、子孫繁栄、愛情、自然、感情表現など、豊かさや感情などをも表すことが出来るのです。
オテアの衣装は、プーラウの皮で作ったモレというスカートと木の実、鳥の羽、貝などを使った胸飾りや頭飾りで、とても華やかな衣装をまといます。
その華やかな衣装と、激しいダンスのコンビネーションはとてもすばらしいです。
もうひとつのタヒチアンダンスは、アパリマとよばれ、手の動き表現するとても、優しく女性的な踊りです。
タヒチ語で、アパとは、演じるという意味で、リマは手を意味で、要は手を使った踊りとでも言いましょうか、手の表現がとても細やかで、繊細なダンスといえます。
ただし、曲の方は、アップテンポのものや、とてもロマンチックなものなど、バラエティに富んでいます。
アパリマの衣装も、腰のスカートは変わりませんが、ココナッツブラやそれに合わせてレイなどタヒチアンダンスのオテアに比べると、とてもかわいい感じのものが多いのが特徴です。