タヒチの情報パール

タヒチのパール

タヒチのお土産に、タヒチアンパールをいただきました。
タヒチ産のパールは、黒蝶貝という貝の中で育つ真珠のことで、黒、グレー、緑、ブラウン、レッドなど多彩な色のパールがあり、タヒチの黒蝶貝から生まれた真珠のことをタヒチ黒蝶真珠と呼ぶんだそうです。

私が頂いたものは黒真珠ですが、その深みのある黒に一目惚れしてしまいました。
黒蝶貝は、亜熱帯から熱帯にかけて生息していて、タヒチではその養殖も行われていて、その品質の高さからタヒチアンパールはとても有名です。

タヒチのパール:黒真珠

黒真珠には、淡水真珠などを加工したり色付けしたりして黒くしたものと、天然の黒い色をした真珠の二種類があります。

タヒチの黒真珠は、貝の持つ黒や緑などの色素が作っている最中の真珠に混じりできた、自然の黒真珠です。
特にタヒチの黒真珠は、巻きもしっかりしていてその深みのある色合いが特徴といわれます。
もっと詳しく言えば、真珠のグレードは、この巻きと傷、そして真珠の照りで判断されるため、巻きは特に重要なポイントです。

巻きがしっかりしていないものは、それだけで黒真珠のグレードが低いものとされ、はじかれてしまいます。

タヒチのパール:サークル珠

タヒチのパールで、表面に環のような線のあるものをサークル珠と読んでいます。
このサークル珠は、タヒチアンパールのほぼ半分に見られる現象で、普通のパールに比べると若干安くなります。

なぜこのように線が出来るのかというと、普通真珠を作る際、貝の中に核といわれるものを挿入し、その核が徐々に真珠になっていくわけですが、その間も核を挿入された母貝の内臓は活発に動いています。
その動きの間に、真珠に育っていっている核が回転してしまうわけです。
その回転している間に、貝内部に押されたり、ぶつけたりしながら動くのでこの線が出来てしまうようです。
こうして考えると、線が出来たサークル珠にもロマンがあって素敵ですね。


ページトップへ
Copyright © http://tahiti.sakuratan.com/ All Rights Reserved.